MovableTypeについて

MovableType

kuuport は、MovableTypeに対応も可能です(*^^*)。
MovableTypeは、WordPressとともに、知名度が高いCMSですね。
とはいえ、無料で扱えるWordPressがCMSでは全体の市場シェアで勝るのは否めません。
MovableTypeってどんな・・・?という方いらっしゃったら、是非お読みください♡
導入の相談も受け付けています(^o^)丿
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では、MovableTypeについて、私なりにご説明いたしますね!
ごゆるりと読んで頂けると幸いです。

MovableTypeの概要

ときは、2001年、MovableTypeはブログ製品の草分けであるCMS製品としてシックス・アパート株式会社が世にリリースしました。
2001年、サンフランシスコ在住の、当時24歳ほどだったエンジニア・ベン・トロット氏がその妻・ミーナ氏が執筆していたブログを投稿・更新しやすくなるようなソフトを開発したことから誕生しました。それはネットで評判を呼び、夫婦はシックス・アパート株式会社を創業し、そのソフトを元に開発したMovableTypeを発表しました。

特徴1 大雑把な説明…言語とテンプレートタグ

さて、MovableTypeは主にPerlとPHPで書かれていて、核となるプログラムはPerlが使われています。
テンプレートにはHTMLと親和性の高いMTタグというテンプレートタグが使用されます。
MTタグは、データベースに保存したデータを取り出して、HTMLなどに変換して出力する役割を持っています。
HTMLと親和性の高いとはいえ、どちらかというとプログラミングの要素が強いと思います。

例えば、MTEntriesという記事を一覧するためのブロックタグがあって、最新記事を10件取り出したいとき…..

<mt:Entries lastn="10">
<mt:SetVarBlock name="entry_title[$__counter__]"><$mt:EntryTitle$></mt:SetVarBlock>
</mt:Entries>

MTEntriesタグのブロックで、「lastin=“10”」で、最新記事10件を取り出すことが出来ます。
MTEntries自体、記事を回す役割を持ってます。
ブロック内で配列entry_titleにMTEntryTitleタグの値を順に代入することで目的の動作となります。
MTEntryTitleタグのブロック内は「counter」という変数の値が繰り返しごとに1ずつ増えるようになっていて、これを配列の代入先のインデックスに使い、記事を回して出力することが出来ます。

WordPressもWordPress用のテンプレートタグがあるので、WordPressのカスタマイズをされる方でしたら、とっかかりやすいかもしれません。

特徴2 大雑把な説明…再構築/静的と動的

また、MovableTypeの特筆すべき点としては、「再構築」という仕組みでファイルとしてHTMLを出力するというシステムです。
管理画面で、ページ・記事・テンプレート等の追加・修正・更新等を行うたびに、「再構築」のボタンを押下し、データベースに保存してある情報から、ファイルを物理的に出力します。
WordPressは、ユーザーがページにアクセスするというアクションを元にデータベースから情報を引っ張ってきて出力し、ユーザーはその情報を見ることができるのに対し、MovableTypeは既に再構築によって出力され、存在しているものを表示しているという点で、大きく違います。
2015年、昨今のSaasの流行を受けてか、MovableType.netというSaas型CMSが登場し、こちらは「再構築」というものを必要とせず、ページの表示のたびにデータベースから情報を取り出す動的なサイトとなっています。
※Saas型というのは、本来ならソフトウェアインストール作業からサーバー用意からやらなければならないものを、全て提供事業者が用意し、ネットにユーザーがアクセスすることによってすぐに利用できる仕組みの事をいいます。

特徴3 大雑把な説明…ブロックエディタも搭載

特徴1では、ページの元となるテンプレートの話でしたが、普段更新する記事やページに関しては、HTMLを書かずに、視覚的に操作できるブロックエディタが搭載されています。
一昔前にはなかった機能で、これからも色々進化していきそうですね!

MovableType ラインナップ

MovableTypeには、ざっくりと分けて以下のようにわけられます。

  1. MovableType ソフトウェア版
  2. MovableType クラウド版
  3. MovableType.net

それでは、それぞれの商品について、ざっくり説明したいと思います。

1. MovableType ソフトウェア版

☆ ☆こんなサイトに向いています ☆ ☆
大規模企業サイト・店舗・自社のメディアサイト・社内ポータルサイト・ECサイトの運営、プラグインを追加して運営・バリバリカスタマイズして開発をするのに向いています。
☆ソフトウエア単体をベースに、プラグインがバンドルされたセット商品及びAWSからインストールできるAMIがあります☆ ☆

MovableType ソフトウェア単体

ライセンスを購入し、シックス・アパート社が提供するサイトからソフトウェアをダウンロードして、自分で用意した環境へインストールします。
1サーバーにインストール可能な単体 のライセンス料は、99,000円(税込) (初年度メンテナンスが1年付属)かかり、初年度以降のメンテナンスを希望する場合、年間33,000円(税込)かかります。

MovableType ワークフローパック

上記のソフトウェア版に、プラグイン「CheckRelease(143,000円・税込) (初年度メンテナンスが1年付属)」を割引価格でバンドルしたセットになります。
CheckReleaseは、MovableTypeにワークフロー機能を追加し、記事の公開申請、承認処理ををするためのプラグインです。
初年度はメンテナンスが付属し、以降のメンテナンスの継続をする場合、年間33,000円(税込)かかります。

MovableType ステージングパック

上記のソフトウェア版に、プラグイン「Uploader(220,000円・税込) (初年度メンテナンスが1年付属)」を割引価格でバンドルしたセットになります。
Uploaderは、ステージング環境(テスト環境)で色々試したものを確認したうえで、本番サーバーに転送できるため、安全にサイトを運営することが出来ます。また、CMSと公開サーバーを分離させられるので、セキュリティの面でより堅牢な環境を整えることができます。
初年度はメンテナンスが付属し、以降のメンテナンスの継続をする場合、年間44,000円(税込)かかります。

Movable Type AMI 版

AWS上で利用できるAMI版もあります。
AWS(Amazonが提供するクラウドサービスプラットフォーム)を利用して、AWS Marketplace(デジタルカタログ)から、「MovableType MAI版」を購入し、Amazon EC2 サーバー上に環境を簡単に構築することが出来ます。
Movable Type AMI版は、
1. Amazon Linux 2023 対応版 起動時に nginx / Apache を選択可能できる
2. Amazon Linux 2 対応版:nginx版
3. Amazon Linux 2 対応版:Apache版
が選べます。
ライセンス料金は時間課金制で、0.07ドル/1時間、及びサブスク代 499ドル/1年 の料金がかかります。
また、単体ではテクニカルサポートがついていないため、テクニカルサポートを希望する場合は別途¥11,000(税込)/1年 がかかります。

2. MovableType クラウド版

☆ ☆こんなサイトに向いています ☆ ☆
大規模企業サイト・店舗・自社のメディアサイト・ECサイトの運営、プラグインを追加して運営するのに向いています。また、初期コストを抑えて構築したい場合に向いています。
※サーバーを自社でコントロールしたい・複雑な独自カスタマイズをバリバリやりたい・社内システムとの連携をしたい場合には、向いていません。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

シックス・アパート社がクラウドにソフトウェアをインストールして、環境も整えてくれるクラウド版です。CMSのバージョンアップやOSなどのアップデート・セキュリティなどの面倒も見てくれます。
独自の機能としてサーバー配信機能・自動データバックアップが備わっています。
● サーバー配信機能・・・例えばクラウド上にあるコンテンツを作成・更新し、確認してから、公開サーバーへ配信するといった機能がついています。
● 自動データバックアップ・・・一日に一度データをバックアップ、また毎日午前2時に別の環境(Google Cloud Strage:東京リージョン)にバックアップを自動で行うため、万が一の不測事態でも、前日のデータで復元が可能です。

MovableType単体と、多数のプラグインが搭載されたMovableType Premiumが選べ、料金体系もCPU/メモリスペックごとに異なるディスク容量のプランが用意されています。
MovableType単体(月額 5,500円〜/税込)、 MovableTypePremium(月額 8,800円〜/税込)

3. MovableType.net

☆ ☆こんなサイトに向いています ☆ ☆
企業サイト・店舗・個人経営のサイト・メディアサイト・システム担当者不在・初期コストを抑えたい・すぐ構築したい。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

MovableType.netは、シックス・アパート社が用意した環境で、アカウントを作成することですぐに利用できるサービスです。
全て用意されているため、サーバー管理やセキュリティ対策に気を使う必要がなくなります。
プラグインが追加できない反面、最初から多くのプラグインが利用できるようになっているため、サイト運営に必要なものは全て揃っています。
料金も、月額2,750円(税込)から・年間一括27,500円(税込)からと安心な価格で利用ができます。

さて、大雑把に説明しましたが、導入をお考えの場合は是非、一度相談してみてください(*^^*)